内戦後のリビアでは政党活動が盛んではなく、政治における政党の役割も限定的である。その理由はいくつか考えられるが、カッザーフィー政権期(1969〜2011年)だけでなくその前のリビア王国期(1951〜1969年)にも政党活動が禁じられており、政党政治の歴史が浅いことが要因だと考えられる。比例代表方式による選挙が行われたのは2012年の国民議会選挙のみであり、政党政治の文化は広まっていない。

また、政変後のリビアで要人の暗殺・誘拐、民兵組織による政府機関やインフラ施設の襲撃などが頻発し、議論や政策でなく暴力によって政治が決定されてきた経緯から、リビア国民の政治に対する期待感が低下したといえる。